2017年ユニバーシアード台北大会が8月に迫る中、選手村の食事メニューが11日に公開された。選手村では台湾の特色を備えた料理、アジア料理、欧州・地中海料理、ムスリム向けのハラル料理、ピザとパスタ、ベジタリアン用料理が提供される。メニューは7日で一回りするサイクルで提供される他、飲料コーナー、アイランド型のサラダコーナー、フルーツとパンコーナーも設けられ、異なる文化と競技の選手たちを満足させられるように考えられている。
台湾の特色を備えた料理は、焼餅（小麦粉を練って焼いたもの）や油条（小麦粉を練って揚げたもの）、小籠湯包（ショーロンポー）、牛肉麺（牛肉入り汁そば）、肉圓（豚肉やシイタケ、タケノコをサツマイモの粉や片栗粉で作った半透明の生地に入れて蒸してから揚げ、油で温めたもの）、鹹酥雞（台湾風ニワトリの唐揚げ）、担仔麺（肉そぼろ入り汁そば）など。アジア料理はインドネシアのミーゴレン（焼きそば）、ナシクニン（ウコンとココナッツミルクで炊いたごはん）、野菜入りホッケン・ミー（焼き福建麺）、ナシレマッ（油でいためた米にココナッツミルクなどを加えて炊いたもの）にサンバル（ピリ辛の調味料）・イカンビリス（小魚を蒸すか、揚げたもの）を添えたもの、焼売など。
欧州・地中海料理は、モロッコの魚のタジン、シェパーズパイ、トマトとフェンネルのサルサ（ソース）と魚、ドイツのソーセージとザワークラウト、サーロインステーキのマッシュルーム添え。パスタは、麵をペンネ、マカロニ、グルテンフリーのパスタなどから、パスタソースをボロネーゼ、ジェノヴェーゼ、カルボナーラ、イタリアンサラミソースなどから選ぶ。そしてピザはマルゲリータ、ハワイアンピザ（パイナップル入りピザ）、エビとルッコラのピザ。
ハラル料理は、ハラルの規定に則って食材を購入する他、専用キッチンを設けてハラル認証を取得した料理を提供する。メニューは主にアフリカとインドの料理を計画しており、チャナマサラ、インドのサグボシュト（saag gosht＝マトンとほうれん草）、ジャークチキン、インドのローガン・ジョシュ（Rogan Josh）マトンカレーなど。
ベジタリアン用料理は、揚げ豆腐の野菜・マッシュルーム添え、モロッコ風味のビーンキャセロール、ヒヨコマメカレー、野菜の揚げ物ピリ辛トマトソース味、蒸し野菜など。